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ニッポンの統計(1) 統計王国ニッポン

さて、予想を大きく上回って肥大化した「金融政策論議の不思議」シリーズもそろそろ終わりが見えてきたので、前から書こうと思っていた新シリーズを始めることにした。

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金融政策論議の不思議(12) 財政政策の必要性

さて、Bewaad氏との論戦シリーズの3回目だ。今回もBewaad氏からのコメントに応える形で行きたいのだが、Bewaad氏から為替ネタなど新しい論点がいくつか出てきたので、議論が煮詰まっている古い論点、つまりゼロ金利下の現在に財政政策と金融政策のどちらをどう使い分けるかという話を切り分けて、先に決着をつけてしまうことにしたい。あまり論点が拡散するのは避けたいし、記事がやたらと長くなってしまうのもいやなので。

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今週のThe Economist: サルをヒトにしたもの

原題:Economics Focus: The evolution of everyday life (August 14th, 2004)

なぜヒトが地面を歩くサルからこれだけの大文明を築くことができたのか、というのは理系から文系まで大人気のネタだ。ただ、経済学の分野からこういう話が出てくるとは思わなかった。

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右翼と左翼、論理と感情

もしかしたら「平和主義を唱える人々へ」の記事でもうばれているのかもしれないのだが、筆者は考え方が少し右よりだ。10年位前からずっと右寄りで、何かしゃべるたびに「言ってる事は分かるけどちょっとねー」という微妙な苦笑いをされることが多かった。

性格が若干ひねくれ気味で、他人と少し違う意見を完璧に論理武装してしゃべることに喜びを見出していたクチなので(←暗いっすね)、そういう微妙な反応自体はむしろ望むところだったのだが、最近どうも様子が変わってきた。ちょっと過激な軍拡ネタを出したら熱心に賛成されてしまったり、挙句の果てにはもっと過激な意見を出されてしまったり。ひねくれもんとしてはちょっとしょんぼりな状況なのだが、やっぱり日本の右傾化は進んでいるんだなぁと実感する。

ただ、自分が右よりなくせに、昨今の世の中の右傾化には納得できないところが多い。感情の成分が多すぎるような気がするのだ。

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金融政策論議の不思議(11) コメントと回答その2

とうとう11回目のこのシリーズ、前回に引き続きBewaad氏から頂いたコメントに答えながら金融政策のあり方を考えてみたい。思えば遠くへ来たもんだという感じだが、もう少しお付き合い頂ければありがたい。

さて、Bewaad氏のコメントの論点は2つ、財政政策は必要かどうかという話と、銀行改革が不可欠かどうかという話だ。順に考えていくことにしよう。

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今週のThe Economist: グリーンスパン議長の功罪

原題:Economics Focus: It’s not always good to talk (July 24th, 2004)

今週の~とか銘打ちながら、実のところ先週の記事であったりする。個人的には非常に面白い記事だったので、色々調べていたら時間が経ってしまった。

金融市場に携わる者なら、いやそうでなくとも、FRB(連邦準備銀行)のグリーンスパン議長と聞けばもはやある種のカリスマ性を感じるのではないだろうか。1987年に就任して以来、彼は市場の反応を読みきった見事な舵取りでアメリカの金融市場をコントロールしてきた。特にそのきめ細やかなコメントの出し方は素晴らしいの一言だろう。

ところが、そのきめ細かさこそがむしろ金融市場を混乱に陥れる可能性がある、というのがこの記事の趣旨なのだ。

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平和主義を唱える人たちへ

少し前の話になるのだが、駅前で辻立ちをやっていた共産党の市議会議員(多分)が「世界の全ての人が平和を望めば平和はやってくるのです。なのに・・・」とか何とか言っているのを聞いた。その時は「宗教がかってるなぁ」と思っただけで通り過ぎたのだが、後になって少し考え直した。それが実現可能だと思っている人は少ないにしても、「みんなが望めば平和になる」と考えている人、それを(無意識のうちに)前提にして平和や戦争を語る人は結構多いのではないか、と。

筆者はこの「みんなが平和を願えば平和は訪れる」という考え方がどうしても好きになれない。正直言って、思考停止の言い訳に使っているとしか思えないのだ。今回はそのあたりのことを考えてみたい。

結論から言えば、地球上の60億人の人間全てが、一人の例外も無く平和を心の底から望んだとしても、平和が訪れる事はありえない。平和を望むことと、平和という状態を作ることの間にはなんの関係も無いのだ。

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