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国連中心外交という希望的幻想

日本が安保理の常任理事国になるかならないかという話が地味に進行している。ただ、どうもマスコミの報道の仕方が気になってしょうがない。それほどまじめにマスコミウォッチをしているわけではないが、このネタで「どの国が日本の常任理事国入りに賛成しているか、または反対しているか」以外の視点の記事を見たことが無いのだ。

もし国連というのが世界に君臨する「世界政府」であるなら、それだけ考えていれば十分だ。だが、言うまでもなく現実は違う。国連というのは単に多くの国が集まって話し合いをする「場所」に過ぎない。今までだって、安保理決議が実効力を持ったのはそれが軍事大国の間での合意事項であったからで、安保理決議それ自体は本質的には何の力も無い。

もちろん、国連も自前の官僚組織を持つ以上、それなりの実体はあるわけだが、基本的にはロジスティクス(適当な訳語を思いつかないのだが、誤解を恐れずに訳せば「雑務」)を担当しているだけで、国連での意思決定には関係が無い(この官僚組織がいい感じに発酵して芳しい匂いを発するに至っているということは例のOil4Foodのスキャンダル辺りからも明らかなのだが、そんなわけでこの問題は無視する)。

国連が話し合いの「場」に過ぎない以上、国連中心外交とはすなわち多国間協調を探る外交スタイルを意味するはずだ。にもかかわらず、日本やドイツ、場合によってはブラジルやらインドやらもが常任理事国となった場合に、安保理のあり方がどう変質するのかという議論をほとんど見ない気がするのだが。

「発言力」の二律背反

さて、外交の基本方針を国連という場での話し合いの結果にゆだねるのが国連中心外交であるのなら、日本がその話し合いの場所でそれなりの発言権を持っていなければ話にならない。極端な話、「日本人は腹を切って死ぬべきだ。また、彼らはただ死んで終わるものではない。~」ってな調子で安保理決議でもされたらどうするんだ、という話である。自国が発言力を持たない「組織」に従うのは国家主権の返上でしかない。

じゃぁ、発言力が確保できればそれでOKかといえば、そうでもない。発言力というのはゼロサムゲームなので、日本が発言力を確保すればその分他の国の発言力が失われる。もし日独伯印の4国が常任理事国入りを果たしたとすると、中国やフランスの拒否権の価値は5分の1から9分の1に下がる。発言権はほぼ半分になってしまうわけだ。

条件反射的には、中国の発言権を削れるなら日本にとっては有利じゃん、という考えも浮かんでくる。だがちょっとここで立ち止まって、なぜ国連中心外交に意味があるのか思い出していただきたい。国連というのは、多国間協調を円滑に進めるための「場所」でしかない。多国間の協調関係を構築できなければ、国連など日本にとって何の価値も無い。ポチ呼ばわりされようがなんだろうが、アメリカとの同盟関係の強化に邁進したほうがなんぼか有利というものだ。

もしフランスや中国の安保理での発言力が弱まれば、上の理屈からいって彼らは国連から離れていく。自分の国益がろくすっぽ反映されない安保理なんぞに振り回されるのは時間の無駄だからだ。いくら日本が国連において絶大なる発言力を得たところで、その結果として他の国が国連を尊重しなくなってしまっては何の意味も無いのだ。

ここに国連中心外交の深刻なジレンマがある。「国連中心外交」が成立するためには、日本は国連における発言力を確保する一方で、他国の国連での発言力は維持しなければならないのだ。しかし、発言力というのがゼロサムゲームである以上、日本の発言力強化は他国の発言力の低下に直結してしまう。

筆者がタイトルに幻想、と書いたのはそういうわけだ。


国連中心、という危ういバランス

厳密には、各国が程よい発言力をシェアし合うという、幸福極まるバランスは存在しうる。理論的には。現行の常任理事国にしても、世界に対して十分大きな影響力を持っている国は安保理内部に取り込んでおいたほうが、安保理決議の効力を高められるという点で有利だから、自国の発言権が低下してでも日独を取り込んでおくというのは必ずしも悪い話ではない。

ただし、そのためには全ての参加国が日本のように多国間協調の必要性を感じている(日本のは憧れているだけのようにも見えるが)ことが大前提だ。つまり、安保理に参加するどの国も1国では世界に対して大した影響力が無く、他の国とつるんで初めて十分な影響力を行使できる、という状態ならば、安保理に参加するどの国も「ほどほどの発言力を確保しつつ他の国の発言権をある程度認める」動機が生まれるわけだ。

ところが、残念ながら現実は違う。英仏露中の4カ国については、上の条件が当てはまるかもしれない。しかし、アメリカは別だ。アメリカは安保理に必ずしも頼る必要が無い。多国間協調を必要としていないからだ。いざとなれば日本やイギリスなど、同盟国(というか属国というか)との2国間の関係だけで世界中のどんな問題にも対処できる。また、2国間の関係だけを積み重ねて、全ての国がアメリカと協調する(または服従する)という形で、多国間協調を擬似的に再現することだって出来るだろう。

そんなアメリカがそれでも安保理決議を重視するとしたら、安保理決議にアメリカの国益が十分に反映されるときだけだ。だから、アメリカは相対的に大きな発言力を保持できなければ国連を尊重しない。そうでなくとも、拒否権という全会一致を強制する仕組みは大国にとっては不利な条件なのだから。アメリカが大きな発言力を持てば、当然他の国に割り当てられる発言力は小さくなる。日本が入ればさらに減る。それでもなおフランス辺りにとって安保理は重要なものであり続けますか?フランスが発言力を確保したとして、そのときアメリカは自国の安保理に対する影響力に満足できますか?というあたりが問題ではないかと思うのだが。

こういう状況下で、アメリカ寄りの日本とフランス寄りのドイツ、おそらくはアメリカ寄りのブラジルとかが安保理に入る結果、微妙だったバランスがどう崩れるかが問題であり、そもそも多国間協調というのは元来そういう危うさをはらんでいる。にもかかわらず、マスコミはおろか、国連中心外交を標榜している(はずの)民主党とかからも、その辺りのデリケートであるべき戦略のはしっこすらうかがえない。

この辺りの外交戦略をすっ飛ばして国連中心外交を語られても、「要するにリスクをとって自分で派兵なり制裁なりを決断するのが嫌なだけだろうが」としか思えない。日米同盟重視は相対的には単純な戦略だが、一方で国連重視戦略を採ったところで日米関係を無視できるわけでもなく、日本の外交戦略はおそろしく複雑なものになる。マスコミや民主党がその辺りをまるで考えずに国連主導のどうたらとか言っているのであれば、もう呆れるしかないのだが。


本日のまとめ

国連中心外交とは、要するに多国間協調を外交の主軸とする考え方のことだ。

国連(安保理)で多国間協調を実現するには、まず日本が発言力を確保することが重要だが、他国にも十分な発言力を残してバランスを取らないと、話し合いの場としての国連の存在意義そのものが崩壊する。

組織や同盟は、参加人数が少ないとメリットが無いが、多いと不安定化する。日独の常任理事国入りが不安定要因となるかどうかが最初の問題。

安保理を多国間協調を達成する場にするには、参加国の国力のバランスが取れていないと難しい。現状ではアメリカが強すぎる。

とりあえず、何も考えずに国連重視を叫ぶのはやめよう。

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Comments

はじめてコメントいたします。
日本政府の国連重視政策は、国内統治の面が強いように感じます。

”リスクをとって自分で派兵なり制裁なりを決断するのが嫌”というよりも
”派兵なり制裁なりを決断した後に報復をくらった場合、パニくった国内世論を「国連で決議された以上放り出してはならない」という強制力で沈静化する”ことが念頭にあるのではないでしょうか?

まあ、これは日本国民の大部分が”国連中心外交という希望的幻想”を抱いていることが前提となりますが。

Posted by: どど迷路 | January 18, 2005 at 01:13 PM

初めまして。いつも勉強させていただいています。
国連中心外交から常任理事国入りへの華麗な流れに感心します。あまりに華麗なので(笑)蛇足ながらちょっとノートしたいと思いました。
国連中心外交と常任理事国入りは密接な関係にあると思いますが、切り離して考えるべき側面もありますよね。国連での発言力を確保する術は他にもあるだろ、と。お前ら常任理事国言いたいだけちゃうんかと。
そもそも国連中心外交の意味するところがよくわかんないんで、そこがはっきりしてからの議論ですし…お前ら国連中心外交言いたい(ry

Posted by: inari | January 18, 2005 at 08:08 PM

あれですよね。

かつて日本が国連加盟を果たしたとき、それこそ提灯行列でもやらんばかりに国中大喜びだったそうです。「これで国際社会に認められた」ということでした。

国連常任理事国入りを果たしたいというのも、突き詰めるとこれと同じことだと思うんですよね。つまり「国際社会に認められたい」という願望でしょう。

これは常任理事国入りを推進してきたのが外務省であることを考えるとわかりやすいでしょう。世襲(?)の外交官も結構いて、明治時代以来のビッグネーム「青木」だの「東郷」だのという人たちがいる組織ですから、「世界の一等国になりたい」という明治時代のような感覚の発想なのではないでしょうか。

そんな「一等国の仲間に入れて!入れて!!」みたいな感覚なのですから、常任理事国に入って何をするかなんて戦略的に考えられるわけもありません。戦略がないから、外務省は村山内閣の時のように河野洋平や田中秀征のような常任理事国入りに難色を示す政治家が入閣すると、それを説得することもできなかったわけですね。

『日本やドイツ、場合によってはブラジルやらインドやらもが常任理事国となった場合に、安保理のあり方がどう変質するのかという議論をほとんど見ない気がするのだが。』

このご指摘、確かにこういう議論を見ませんね。これ、私のほうで引き取りまして、近々やらせていただきたいと思ってます。


Posted by: かみぽこ | January 19, 2005 at 08:55 AM

どど迷路さん、はじめまして。コメントありがとうございます。レスポンスが遅れ気味ですいません・・・かなりテンパっておりまして。

国連重視策はむしろ国内対策、とのご指摘はおっしゃるとおりだと思います。むしろそれが正しいのでしょうね。納得です。

しかし、外交戦略も国民の「平均的な」理解に制約されるということですよね。民主主義ってホント難しい・・・というか、効率は良くないやり方なのでしょうね。正しいとは思っているのですが。

Posted by: 馬車馬 | January 19, 2005 at 12:02 PM

inariさんはじめまして。コメントありがとうございます。

いや、勉強なんてそんな。読んでいただけるだけでありがたいです。

上の文章は単純化のために発言力=拒否権として議論していますが、おっしゃるとおり発言力の源は他にもあるはずですよね。そのあたりもちゃんと整理されてないような・・・まさか拠出金額が発言力を決めるとも思えないですし。そもそも国連外交自体が単なる手段に過ぎないのに、その国連に対する影響力をどう保持するかが議論されてないのはまずそうです。「正道を歩めば諸国の理解を得られるはずだ」みたいな寝言ではない、冷静な議論をしてもらいたいものです。そうでないとほんとに「言いたいだけちゃうんか」ってな話になりかねませんよね。

Posted by: 馬車馬 | January 20, 2005 at 08:09 AM

かみぽこさん、お久しぶりです。

うーん、外交っていうのはパワーゲームの舞台であり、そこで繰り広げられるのは認めるも認めないも無い「ばかしあい」だと思っているのですが、確かに外交官のイメージにそういう泥臭さが無いですよね・・・この傾向、日本だけのような気もするのですが。(某国の外交官に友人がいるのですが、ずっと泥臭くエネルギッシュです)

大体、人口規模の点からも、経済規模の点からも、日本は押しも押されぬ大国であることは間違いないと思うのですが・・・。アングロサクソンが黄色人種を見下していることは厳然たる事実ですしが、なにも連中の土俵にわざわざ入っていって認めてもらおうとするのは無意味な気がしてなりません。

>これ、私のほうで引き取りまして、近々やらせていただきたいと思ってます。

よろしくお願いします。もともと、こういう専門外のネタは突っ込み待ちで書いている側面がありますので。かみぽこさんの鋭い解説を楽しみにさせていただきます。

Posted by: 馬車馬 | January 20, 2005 at 08:34 AM

割り込み失礼。

1956年に日本が国連に加盟したとき、みんなが喜んだのは「これで敗戦国から脱することが出来る」からです。1945年に終戦、51年に占領状況終了、その辺で冷戦が始まったので、自由主義国を増やすために「あいつを入れておけ」となったわけでして。

日本国内では、後から「国連憲章を批准すると、集団的自衛権の問題はどうするの?」と気づいた人がいたけど、みんながあんまり喜んでいたので問題にならなかった。ま、そんな状況だったわけです。

ということで、老婆心ながら。

Posted by: かんべえ | January 23, 2005 at 11:24 AM

かんべえさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

なるほど。私はその辺りの事情は全く知らないのですが、この手の「感覚」は今でも国民ないしは外交関係者の間で共有されているものなのでしょうかね?どうも、今時国連なんぞに幻想を抱きたくなる「感覚」が直感的に理解しづらいのです。

Posted by: 馬車馬 | January 25, 2005 at 09:48 AM

馬車馬さん、申し訳ない。

私は国連加盟を例に挙げたけど、その時「敗戦国からの脱出を喜んだ」ということを、そのことだけぶつ切りで考えてはほしくないんですよね。

その国連加盟時も含めて、明治以来、日本人が「一等国になりたい」という意識を持っているという流れの中で考えたほうがいいと思うんですよね。

「敗戦国からの脱出」だって「一等国」になろうとして挫折して、また立ち上がることができたっていう喜びですよ。

物事は1つの事例をぶつ切りで捉えるのではなく、大きな流れの中で考えていかないと、本質がずれることがあると思います。

僕が書いた「一等国になりたいという意識」が「敗戦国意識」に矮小化されるのはちょっとなと思ったので、追加で書き込みしました。

Posted by: かみぽこ | January 25, 2005 at 10:58 PM

かみぽこさん、コメントありがとうございます。

なるほど、そういう歴史感覚は私にはまるで無い部分なので、面白いです。私はついついこういった「意識」の部分をどう具体的に表現すればよいか、ということを考えてしまうのですが、表現の仕方如何にかかわらず、こういう部分が及ぼす影響というのはあるのでしょうね。

Posted by: 馬車馬 | January 27, 2005 at 09:57 AM

レスありがとうございます。
拠出金額による発言権強化という論調はさすがに無い(金出さないよ、というやり方はありか)と思いますが、「こんなに金出してるのに…」という思いは日本人の心にけっこうあるのかも知れませんね。
それはそれとして、常任理事国にせよ、拠出金額にせよ、扱いの不確かな国連内での仕組みに発言力の源を求めるというのがどうかと思っちゃうんですよ。
情報力なりパートナーシップなり国連が無くても成立する外交的な力を確保して「結果」国連での発言力を強めるほうがより効果的だろと思う次第です。

Posted by: inari | February 01, 2005 at 09:27 PM

inariさん、コメントありがとうございます。

「こんなに金出してるのに」という不満は抱えつつ、じゃぁどう尊重してもらいたいのか、と問われるとフリーズしてしまうのが今の日本かもしれませんね。

国連に頼らない「力」の確保というのはおっしゃるとおりだと思います。本文では長すぎて没にしたのですが、国力を蓄え、fragileな国連での多国間外交よりも二国間外交をがっちり固めてそこに発言力の源を見出す、というやり方のほうが確実でしょう。ただ、これは同時に非常に高コストな戦略でもあります。国連を通した多国間外交というのは、交渉・外交の難易度は高い一方で、それほどコスト(軍事費を含むその他もろもろ)をかけずに協調を達成できるという点で意味があるのかな、と。一歩間違うとがらがら崩れるリスクはありますが。

そんなわけで、私は日本がどちらを歩むべきかという点にはっきりとした答えを持っていません。もう少し考えてみようと思っています(難しい・・・)。

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