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人権擁護法が悪用されない条件

本当は韓国シリーズの続きか、匿名実名シリーズの最終回を書こうと思っていたのだが、どうにも時間が取れないので切込隊長経由で見た小倉弁護士の人権擁護法案に関するエントリーについて簡単に考えて見たい。

実のところ、筆者はこの問題には完全に乗り遅れたクチで、しばらくブログ巡りをサボっていたらBewaad氏のところに恐ろしい量の議論が蓄積されていて、それ以降考えるのを止めていた。大体、法律を考えるのは苦手なのだ(ややこしいので)。ただ、小倉氏の展開する「人権擁護法が特定の政治団体(部落開放同盟など)に悪用される可能性はほぼ皆無」というエントリーに対しては、法律云々とは別の視点を提供できそうに思う。以下、少し書いてみたい。(3/30、文末に大幅に追記)

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大丈夫か韓国(1) 日韓「同盟」はありえない

と書くと昨今の韓国のヒステリーに脊髄反射したと思われそうなのだが、実は半年前から考えていたネタであったりする。最近の韓国の行動が見事に予想の斜め上を逝ったので、大半書き直す羽目になったが。

今回の騒動で面白いのは、韓国人の反応というよりもそれに対する日本人の反応であるように思う。単に筆者の友人が偏っているだけなのかもしれないが、それほど嫌韓で盛り上がっていない。どちらかというと、呆れるか、戸惑っているか。「何考えてるか理解できん」ので、怒るところまで感情が届いていないようにも見える。

今韓国は間違いなく戦後最大の国難の時期に差し掛かっている。北朝鮮はどうなるか分からない、中国は着実に力をつけている、米軍はトランスフォーメーションに邁進する、ロシアはプーチンの強力な指導力で安定しつつあるし、日本では政治家の世代交代もあって明らかに外交戦略が変化しつつある。ついでに景気もよろしくない。個人破産はやたら多いし。韓国にとって有利なことは何一つない。そんなときに遷都の話で揉めてみたり、親日なんたら法とかいう内輪もめに興じて見たり、挙句地方行政府の実効力ゼロの条例に国を挙げて盛り上がってみたり。「他にやることあるだろ?」という思いが、上で挙げた呆れと戸惑いにつながっているように思う。

ただ、「良く分からん」で放置するには、残念ながら韓国は日本に近すぎる。というわけで、大体3回シリーズくらいで、韓国の状況を色々と考えて見たい。第1回は政治っぽい話を。第2回は経済ネタ、第3回は北朝鮮関係を考えているのだが、まるで違う内容になっても怒らないで頂きたい。

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匿名の重み・実名の重み(2) 実名を要請する本末転倒

昨日は匿名性の制限はうんこ(ゴミコメント)の投下を防ぐ有効な手段になっていない、と書きながら、その理由については特に考えなかった。

今回はまずその理由を考えてから、そもそも議論において匿名を使うこと、実名を使うことでどんな違いが生まれるのかを考えて見たい。

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匿名の重み・実名の重み(1) 礼儀という思考停止

実のところ、「ネットでの議論における匿名性」のネタは随分前に考えていたのだが、ブログ上に書き記すつもりはあまりなかった。「論理の嫌いな日本人(2) 日本人の議論の仕方」でも書いたとおり、議論において重要なのはそのロジックだけであり、誰がその議論を口にしたか、という点は重要ではない、と筆者は考えている。その立場から行けば、実名だろうが匿名だろうが特に問題にならない。だから、そもそも実名と匿名の問題について書くのは自己矛盾になるかなと思っていたのだが、最近の「しがない記者ブログ」の炎上やら、今週微妙な盛り上がりを見せた団藤氏のブログ時評やらを見て、少し考え方が変わった。以下、自分なりに整理して見たい。

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