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日本の「潜在力」と構造改革

前回、Economist誌の「緩やかだが確実な日本の改革によって、ようやく日本経済は復活しつつある」という論説を紹介したのだが、ひとつ説明し切れなかったことがある。それは「復活するのはいいとして、どの程度復活できるのか?」という問題だ。相対的には「すっげぇ不景気」から「そこそこ不景気」への移行だって景気回復なわけだし。「日はまた昇る」のは大変結構だが、朝日が昇ってきたかと思ったらそのまま地平線上をずりずり移動し、そのまま西に沈んじゃいました、というのでは日本人としては困るのである。

そこでOECDの中期予想を見る(注1)と、「2010年までそこそこの景気を維持できたとしても年率1.3%成長がせいぜい」とおっしゃる。ダメじゃん。流石にこの数字では筆者の将来の給料と人生設計に差し障りが出る。そこで、今日はこの数字をもう少し細かく考えて見ることにしたい。


日本の「潜在成長率」

目先1年で日本の景気が回復するかどうか、という短期予想では「景気をどう読むか」が全てになるわけだが、一方で「今後10年で日本経済はどうなるか」といった中長期の予想をするときには、景気変動はむしろ邪魔になる。どうせ10年後の景気など予想できるわけも無いのだから、むしろ景気変動がなかったときに経済がどのくらい成長できるのかを考えた方が効率が良い。そこで良く使われるのが潜在成長率という概念だ。

まず潜在生産量から説明しよう。潜在生産量とは、好景気で「作れば売れる」という状態になっていたときに、その国の経済が生産出来る最大量のことだ。「頑張れば俺たちはこれだけやれるんだ」ということを示す数字なので、潜在(potential)生産量と呼ばれる。で、この潜在生産量は様々な要因で増えたり減ったりするわけだが、それを潜在成長率と呼ぶわけだ(注2)。

この潜在成長率は、大まかに3種類の要因で増減する。まず、人口。当たり前の話だが、人が多ければ多いほど生産量は増やせる。次に、資本設備の量。同じ大工でも、クレーンやショベルカーなどをフル装備した大工と、かんなひとつだけを携えた大工とでは生産量には大きな差が出る。そして最後に生産性。いくらショベルカーを与えられていても、最後にものを言うのは大工の腕だ。

日本でよく問題にされるのは、このうちの人口と生産性だ。日本の人口は今まさに減少に転じようとしている。社会保障・人口問題研究所の推計では、2006年の1億2774万人をピークに、2020年には1億2411万人、2050年には1億60万人まで減少する。更に、実際は子供とお年寄りは生産には参加できないので、15歳以上65歳未満の「生産年齢人口」を見ると、1990年代から既に減少に転じており、これからの10年間で8500万人から7700万人まで、実に1割も減少してしまう(団塊の世代のリタイヤが主因)。

そりゃ大変だ、と思われるかもしれないが、実のところ、この人口減少というのは大した問題ではない。以下は日本の経済成長率がどの要因に支えられてきたものなのかを示したものだが、人口の増減が一貫してマイナーな要因であったことがお分かりいただけると思う(注3)。

JPgrowth-breakdown

結局、人口増が日本の生産量を押し上げたのは戦後の一時期に過ぎず、資本設備の増加が潜在成長率を押し上げたのも高度成長期までで、1970年代以降一貫して日本の経済成長は生産性の増加によってもたらされてきた、ということがこの表から分かるわけだ。人口の減少は確かに問題ではあるが、例え今後10年で生産年齢人口が1割減少したとしても、潜在成長率は年率で0.6%強しか下がらないのだ。

となれば、生産性の動向が気になるわけだが、困ったことにこの生産性がこの10年ほどでかなり低下している。90年には潜在成長率を2%ポイント以上押し上げていたにもかかわらず、90年代後半には0.5%ポイント以下、2000年代に入って持ち直してきたとはいえ未だ1%ポイント程度と、80年代の半分以下でしかない。冒頭で紹介したOECDの予想値(1.3%)もこの生産性の低迷を前提にしている。

しかし、この生産性、というのは厄介な概念で、労働者の熟練度、科学技術の進歩、労働者のモラル(やる気)、そういった曖昧な要素が全てこの生産性に反映されている(そのため、特に全要素生産性(Total Factor Productivity: TFP)と呼ばれる)。つまり、なんで生産性が低下したのかが良く分からない。「最近の若いもんにはこらえ性がない」から、というオヤジ丸出しな解釈も不可能ではないが、流石に説得力がないだろう。

それとも、「最近の若いもんは仕事もせずとオフィスでネットばかり見ている」から?これもいい加減な理由付けではあるが、実は重要な問題を示唆している。この彼は仕事が山積みにもかかわらずネットで遊んでいるのだろうか?それとも、仕事がないからネットで遊んでいるのだろうか?(どちらにしても仕事をしていないことには変わりなく、生産性は低下している)。前者なら資質の問題だが、後者であれば単に不景気が原因に過ぎない。つまり、景気変動の要素を取り除いたはずの潜在成長率に、不景気による影響が紛れ込んでしまっている可能性があるということだ。もし生産性の低下が不景気のせいであるなら、「潜在的な生産性」は高いままのはずであり、潜在成長率もまたもっと高い数字になるはずだ

通常、この問題はそれほど重視されない。過去10年の生産性の平均値をとれば、その中に景気の山と谷が両方含まれているのが普通なので、不景気の生産性への影響は除去できる。また、不景気で仕事が減ればすぐにレイオフが行われるので、一人当たりの仕事は不景気でもそれほど減らない。しかし、日本の場合は10年以上も不景気が続いてしまっている上、終身雇用を律儀に維持したので、同じ事をやっても「不景気による生産性の過小評価」という問題を除去できないのだ。

こう考えると、OECDなどが考えている日本の「低い潜在成長率」というのは結構怪しい。大体、日本はこの不景気の中でさえGDPの3.1%を研究開発投資につぎ込むストイックな国なのであって(アメリカで2.8%、EUでは1.9%)、そうそう簡単に生産性が低下する理由が無いのだ。実際、日本の潜在成長率は依然として3%台だ、とする研究成果もいくつかある()。この研究の妥当性を評価する知識は筆者にはないが(反対意見もある)、OECDの数字が過小評価されている、という点は断言しても良いように思う。


ところで、日銀の賭けについて

ちなみに、この議論を使うと前回説明した日銀のあわてんぼ利上げ路線を説明できる。潜在成長率が高いということは、ちょっとやそっと需要が伸びても(=景気が回復しても)その分だけ供給を増やせるキャパシティがあるということだ。つまり、大雑把に言えば景気が回復しても供給<需要という状況になりにくい=景気がちょっとやそっと回復しても物価は上昇しにくい状態にあるということになる。

一方日銀は前回紹介した展望レポートなどを見る限り、どうも低めの潜在成長率を想定しているらしい。つまり、ちょっと景気が良くなるとすぐにインフレになってしまう、と考えているというわけだ。これが、インフレ嫌いの日銀が、景気がちょっと回復しただけで利上げをしたがる理由なのだろう。しかし、潜在成長率の正確な数字が分からない以上、これもまた忌避すべき「賭け」だということに日銀は気が付いているのだろうか(というか、まさか分かっていない訳はないと思うのだが)。


潜在力と構造改革

折角潜在成長率の概念を説明したので、これと小泉内閣の構造改革の関わりについても書いておきたい。一般的には、景気対策が目先の景気を改善させる一方で、構造改革は目先の景気は改善できない代わりに(生産性の上昇を通じて)潜在生産量を増加させる、と定義されている。人口増が期待できない日本ではこれから生産性の上昇こそが勝負のしどころだということは上で書いているので、その点では構造改革は(構造改悪にならない限り)大いにやるべきだ、という結論しか出てこない。潜在力が向上して悪いことなど何もないからだ。

ただし、これについては批判もある。Bewaad氏はここ数ヶ月小泉内閣の構造改革に痛烈な批判を加えているのだが、その理由として「改革なくして景気回復なし」は誤りであること、構造改革は不景気を悪化させてしまうので今行うべきではないこと、景気回復によって「構造問題」の一部は解決されてしまうこと等が挙げられている。

これらの主張には理解できるものもある。上で書いたとおり、潜在生産量は景気変動を無視した、「頑張れば達成できる生産量」に過ぎないのだから、これが増えたところで実際の生産量が増えるわけではない。その意味では、「改革なくして景気回復なし」というフレーズは確かに間違っている。ただし、「不景気だから構造改革は先送りすべし」という主張には納得するわけには行かない。もし構造改革の結果不景気が長引いたというのなら、その分だけ景気対策を行えばよいのだ。つまり、構造改革の結果不景気になったとしても、それは構造改革が悪いのではなく、景気対策を行わないのがいけないのだ。この2つは明確に分けて考えなければならない(注4)。

小泉内閣が景気対策を軽視しているのは明らかな事実であり、その点は大いに批判されて良いと思う。しかし、景気対策と構造改革は単純な二択問題ではないのだから、これをもって構造改革批判に用いるのは筋が違うのではないだろうか。構造改革が批判されるのは、それが生産性の向上に結びつかない「構造改悪」であった場合だけであり、それは結局個々の構造改革の案件について地道に議論していくより他に方法がない。大上段に振りかぶって「不景気なのだから構造改革は良くない」という十把一絡げな議論は粗っぽ過ぎるように思われるのだが。


本日のまとめ

OECD曰く、日本経済は今後景気がそこそこ良好に推移しても年率1.3%程度しか成長できない。

ただし、この潜在成長率は過小評価されている可能性が高い(日本の終身雇用が統計上の誤差を大きくしている)。実際は3%台だという主張もある。どちらにせよ、人口の減少は大した問題ではない。

潜在成長率が低い国ではインフレが起こりやすいので、日銀は利上げをしたがる。

構造改革は潜在成長率を高める(はずだ)が、それによって目先不景気にもなりえる。ただし、それをもって構造改革を批判することは出来ない。


注1:正確にはThe Economistからの又引きの数字。こちらに掲載されている数字のようなのだが、裏取りのためだけに3900円を払う気にはなれないのでお許しいただきたい(同様に、研究開発投資の数字もEconomist誌からの孫引き)。

注2:潜在成長率には定義が複数あり、どちらかといえば「インフレにならない生産量」に注目するNAIRUを用いた定義の方が今は主流。ただ、説明が難しいのでここでは簡単な定義を使っている。

注3:N.G.マンキュー「マクロ経済学Ⅱ 応用編」東洋経済新報社 p58から転載。転載しておいてなんだが、このテキストは読みやすいが分かりにくい、という困ったテキストだと思う。学生さんにはむしろブランシャールを勧めたい。

注4:この二分法にはひとつ問題がある。構造改革の中には財政改革があり、その中には財政赤字の削減というテーマがあるため、これを実行すると景気対策は実行できなくなってしまう。筆者はとりあえず財政赤字の削減だけは当面あきらめる、という方法でこの矛盾を回避すべきだと思っているが、Bewaad氏はもともと政府支出の拡大(ないしは減税)に消極的な立場なので、この点は問題にならないはずだ。

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Comments

こんにちは、いつも楽しみに見てます。OECD Economic Surveysオンライン版のアクセスを持ってますんで、参考までに潜在成長率の該当部分をコピペしときます。参考までにどぞー。

OECD Economic Surveys - Japan, March 2005, Chapter 1

The OECD's Medium-Term Baseline (Scenario A in Table 1.1) projects a potential growth rate of 1.3 per cent over the period 2004 to 2010. This is based on the assumption that working hours remain virtually unchanged and that the participation rate rises by 1 percentage point. In addition, it incorporates a 1.7 per cent annual rise in trend labour productivity, compared to an OECD average of 2 1/4 per cent. Even if these favourable assumptions are fulfilled, the resulting potential growth rate would be significantly below the 2 per cent rate included in the Medium-Term Economic and Fiscal Perspective, which aims at a primary budget surplus by the early 2010s (see below). Achieving such a growth rate would require that labour productivity growth accelerate to a 2 1/2 per cent annual rate (Scenario D). In sum, Japan needs to increase labour force participation rates and keep working hours relatively high, while maintaining productivity growth, in order to sustain per capita income gains at around 1 1/2 per cent a year, which is close to the average of the other G-7 countries since 1990.

Posted by: kitsunebi | November 14, 2005 at 09:16 AM

日銀が見込む潜在成長率は1%程度です。そもそも「幅のある数字で、特定は難しい」(幹部)と言っていたのですが、例えば今回のように解除しようとするときは、数字を特定する傾向があります。日銀は「潜在成長率をやや上回る成長を続ける」と言っていますが、さほど高くない成長率で物価がプラスになるには潜在成長率は低い方がいいわけで、1%程度は逆算の公算が大きいと見ています。結果的に、賭けとなるわけで、私は負けるリスクを心配しております。

Posted by: 本石町日記 | November 14, 2005 at 11:14 AM

う~ん。面白いエントリでした(^^
馬車馬さんのエントリは、いつもレベルが高いですね。

Posted by: ひろ | November 15, 2005 at 11:47 PM

馬車馬さん。

移民政策との絡みで、馬車馬さんは明らかに移民反対派のようですね。

ところで、生産年齢人口がただ減少するだけなら問題はまだ少ないのかもしれませんが、総人口よりも生産年齢人口の方が速く減少する、そのために社会保障ステムに負担がかかってくるということが大きな問題であると認識しているのですが、いかがでしょうか。
例えばかつては優等生であった旧西独の経済はアップアップの状況ですが、
20%にものぼる、旧東の失業者を養わなければならないというのが大きな
負担になっていることは間違いありません。
失業保険であろうが年金であろうが本質的には全く同じことだと思います。

逆に言えば仕事もないのに移民を入れてその分、失業が増えても何の解決にもならんということではありますが。

Posted by: のびい | November 19, 2005 at 06:22 AM

kitsunebiさん、情報どうもありがとうございます(リプライが遅れてごめんなさい)。おかげさまですっきりしました。

ざっと見た感じ、やはりストレートに計算した数値のようですね。1.7%の労働生産性上昇率は資本装備率の上昇を含んだ数値ということでしょうかね。そうだとすると、生産性上昇率はやはりだいぶ低めに見積もられているようです。OECD平均の労働生産性上昇率も日本とそれほど差がない、というのは少し意外でしたが、よく考えたら英米スペイン以外はずっと景気が良くないので、それが生産性上昇率を押し下げているのかもしれませんね。

実際にはどうなるか、少し楽しみです。

Posted by: 馬車馬 | November 19, 2005 at 09:10 AM

本石町日記さん:

幅のある数字であることは間違い無いのですが、ならせめてバンドの平均値とか中央値とかを使うべきだと思うのですが・・・。1%程度というのはバンドの下限と言って良いと思います。どこまで考えても彼らの発想を正当化できません。

大量のエコノミストを抱えて詳細に統計を作成し、分析し、結局やることが結論からの逆算では人材が泣きます。大体、結論ありきで理由をひねりだすというトレードの仕方は後で泣きを見ると思うんですけどね(ロスカットのタイミングが取りづらくなるため)。内部で不満が出てこないのが不思議でなりません。

Posted by: 馬車馬 | November 19, 2005 at 09:17 AM

ひろさん、コメント&TBありがとうございます(リプライが遅れてごめんなさい)。お褒め頂き恐縮です。

レベルが高いという自覚はないのですが、2週間に1度しか書かないからということもあるのでしょうね。その代わり、おおハズシしてもそのエントリーが2週間トップに鎮座ましますので、プレッシャーもありますが。

Posted by: 馬車馬 | November 20, 2005 at 09:08 PM

のびいさん:

フランスなんかも20年前は仕事があったみたいですけどねぇ・・・そもそも、フランス人は働かないわけですから、基本的には移民が必要な気もします。

日本の移民については近いうちにじっくり書こうと思います(既に脳内原稿が出来てから1年以上経ってるんですが)。

Posted by: 馬車馬 | December 01, 2005 at 03:30 AM

馬車馬さん:

確かに20年も立てばがらりと状況は変わりますね。
フランスが最近、新しい移民政策を打ち出したとのニュースがありました。
要するに上澄みだけOKということで、修士号保持者やグランゼコール(フランスのエリート校)修了者は優遇される一方で、一般的には制限される。と。
ドイツもこれに似た方向になってきています。まあこれが王道でしょうね。

基本的に、工業労働者という面から言えば、日本の場合,移民は必要ないと思います。工場の海外立地またはロボット化によって対応すれば良いことですから。

ただ、日本人があまりやりたがらないけど身近で重要な仕事はどうするかという問題があることはあるんですけれども。例えば看護,介護,ゴミ処理などですね。

Posted by: のびい | December 03, 2005 at 09:20 PM

のびいさん
「あまりやりたがらないけど身近で重要な仕事」は給料を上げるのがいいのではないでしょうか?
また高給であった方が、機械化によるコストカットを行おうというインセンティブが働いて良いと思います。

そもそも自分(達)がやりたくないものを他人に、しかも低コストでやらせよう、と言うことだとしたら日本人も随分傲慢になったものだね、と。

そういうものは自分の嫌さを肩代わりしてくれるだけの相応の謝礼を払うか、あるいは機械にやらせるのが本筋だと考える次第であります。

Posted by: 六然 | December 03, 2005 at 09:55 PM

六然さん

コメントありがとうございます。
外国人労働力でそういう職をまかなうというのは欧州ではごく当たり前に行われていて、元々移民の多い北米でも言うまでもないことです。
金持ち国の国民がやりたがらないことでも、外国人は喜んで仕事をしてくれるのでむしろ双方にメリットがあると思います。

しかし御説ももっともな面があると思います。
安価に外国人を雇うということは、
一見,公共サービスにかかる負担を軽減するようですが、
治安が悪化して警察力を増強しなければならないなどの
コストがかかってくることもありますし、機会化へのインセンティブは
働きづらくなります。

Posted by: のびい | December 04, 2005 at 12:57 AM

のびいさん、六然さん、コメントありがとうございます。

お二方のおっしゃることはそれぞれごもっともで、移民を受け入れないのであれば機械化を進めるか、3K職場の給料を上げるしかありません。そして、どちらもコストアップ要因であり、日本の生活水準は下がることになります。

移民に反対するのであれば、これは受け入れなければならない条件です。

ただ、六然さんの「傲慢」という言葉には、心の奥底で共感するものを強く感じつつも、理屈としては違うのだろうな、と思います。我々は既に「金持ち」なのであり、世界は金持ちに対して金持ちにふさわしい行動を求めているのだと思います。例え、我々自身がそれを傲慢と感じても、彼らにとっては清貧が守銭奴にしか映らないというのもまた事実ではないでしょうか。

ただ、それでも私は移民受け入れに反対なのですが。

しかし、お二方の議論を拝見していると私も1年棚上げにしている移民話を書きたくてしょうがなくなってきます・・・。でもインフレターゲットの話も書きたいし。そもそも、指導者の資質の後編も書いてないし。隔週だとネタが消化できないんですよね・・・。

Posted by: 馬車馬 | December 05, 2005 at 12:18 AM

構造改革というのはまやかしで、小泉内閣がしているのは、財政再建である。
国有の道路公団や郵政省を、外資に売り飛ばし、身軽になって、財政再建というと、美辞麗句ばかりで、間違ったプロパガンダになるだろう。実質は、アメリカの多国籍企業に、日本国民が営々と築き上げた財産を、格安で売り払うことだから、日本全体で見れば損、アメリカは得になる。生産性の向上など、小泉さんは考えていない。

また、新古典派的、生産性向上が、景気を良くすることについて、反論する。携帯電話が流行ったこのごろ。若者の小遣いの多くは、携帯代にとられ、学生街の居酒屋や、喫茶店、ゲームセンターは軒並み不況となり、潰れていっている。また、CD市場も、ミリオンセラーの数が減っている。携帯電話という生産性の向上により、携帯関連はもうかっているが、競合する古い業種は、圧迫されて、利益が減っている。つまり、ゼロサム社会では、一方がもうければ、他方が損をする。マクロで、景気を良くする政策を行なうべきで、ミクロの生産性向上では、マクロの景気はよくならない。

Posted by: M78 | February 21, 2006 at 06:20 PM

M78さん、コメントありがとうございます。

まぁ、その辺の考え方は人それぞれということで。それから、私は生産性の向上で景気が回復するとは主張していません。

Posted by: 馬車馬 | February 27, 2006 at 09:55 PM

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